赤ちゃんとのコミュニケーションにもなる、ベビーマッサージ。
初めてのママからすると、「赤ちゃんにどうやって触れたら良いんだろう?」「どう触ったら気持ち良く感じるの?」とわからないことだらけだと思いますが、実はとても簡単です。
オーストラリアのアロマセラピー留学で学んだ情報をもとに、ご紹介します。
ぜひ、赤ちゃんが安心するベビーマッサージをしてみましょう♪
ベビーマッサージの効果
肌のふれあいで絆を深める
赤ちゃんは基本的に両親に触れられたり、抱かれたりすることが大好きです。
ベビーマッサージといっても、大人が受けるような痛気持ち良い感覚のものではありません。
力をほとんど入れずに優しく触れ合うだけで、赤ちゃんにとっては心地良い刺激に繋がり、生命力を活発化します。
ベビーマッサージ=優しくタッチング をイメージすると良いと思います。
また、日常的に触ってあげることで、どういうふうに触れると赤ちゃんが喜ぶかが分かってきます。
両親にとっては、赤ちゃんが喜んでくれると心にもゆとりができて、自信につながるきっかけとなります。
お肌を触れ合うことは、赤ちゃんと両親の絆を深めるのにおすすめな手法です♪
赤ちゃんに安心感を与え、成長後の自信にもつながる
赤ちゃんが体調が悪かったり、ご機嫌が良くない時に触れてあげると、安心感を与えられ、少し落ち着いてくれる効果が期待できます。
マッサージをすることで血行促進と筋肉の質を高めることもでき、赤ちゃん自身の体調やストレスケア(ご機嫌を整えてくれる)の手助けになります♪
また、幼い頃からマッサージをしていると、自分を見つめてリラックスした時間をもつ、ということを学ぶことができ、成長した時に自分なりのスタイルに自信を持つようになるとも言われています。
ベビーマッサージの基本
何歳から始めていいの?
特に決まりがあるわけではなく、生まれて1週間後の赤ちゃんにも行っていただいて問題ありません。
ただ、生後間もないと赤ちゃんのお世話で精一杯となっていることが多いため、両親にも少し余裕の出てくる2ヶ月を過ぎたあたりから始めていただくのがおすすめです。
また、小さな赤ちゃんだけでなく、1歳を過ぎた頃や、それ以上成長したタイミングで行っていただいてももちろん大丈夫です。
お子さんが嫌がらなければ、両親から触れられるのは心地良い刺激となるはずです。
週にどのくらい行うのが効果的?
こちらも特に決まりはないため、両親の余裕ができたタイミングで行っていただくと良いです。
赤ちゃんからすると触れられることは安心感などに繋がるため、毎日のお風呂前後にルーティンとして取り入れていただいても良いですし、1週間に1度程度、時間を設けて行っていただくことも良いかと思います。
時間帯もいつでも構いませんが、マッサージ後のお風呂はとても気持ち良いため、お風呂の前は比較的おすすめです。
マッサージをする時の両親の感情が赤ちゃんにも伝わりますので、使命感にかられて事務的に行うというよりは、心に余裕があるタイミングで触れ合いを楽しむようにしましょう。
ベビーマッサージのやり方
手順
①部屋を適温にする。
②2〜3分ほどそばに座って、赤ちゃんが好きな音楽を流したり、話しかけてゆったりとした時間を過ごす。
③赤ちゃんがその時にとっているポーズの中で、触ってあげたいところ、触らせてくれるところからタッチングを始める。
(無理に仰向けにさせたり、座らせたりしなくても大丈夫です。ハイハイを始めた赤ちゃんの場合も、赤ちゃんの動作は妨げずに、動きに合わせてあげましょう。)
④オイルやクリームをたっぷり手に取って、触っているか触っていないかわからないくらい、圧をかけずに優しく触れましょう。
※触る部位の詳細は、次の項目をご覧ください
⑤赤ちゃん:10〜15分/回、子供:長くても20分ほど行う。
マッサージ後は毛布をかけて休ませてあげましょう。
※5分程度のマッサージでも十分ですので、無理のない範囲で実施しましょう。
マッサージする部位別のポイント
〈足・おしり(下半身)〉
足先からふくらはぎ、太もも、足の付け根、おしりまで優しくなでます。
足腰をしっかりさせる効果も期待できます。
また、足の付け根やおしりを刺激すると、頭に溜まりやすい熱や血液を下に巡らせることができます。
〈おなか〉
手を温めてから、おなか全体をゆっくりなでます。
夜泣きをするときや、お腹の調子が悪い時(便秘など)にもおすすめです。
〈むね・背中〉
むねのあたりや背中を手のひらで大きくなでます。
徐々に呼吸が深くなっていくため、イライラや不安でぐずっている時にもおすすめです。
〈かお〉
赤ちゃんと目線を合わせながら、おでこやほっぺ、お鼻に触れます。
顔にも身体の反射区がたくさんあるので、優しく触れるだけで良い刺激につながります。
赤ちゃんの反応を楽しみながら、遊ぶ感覚で行いましょう。
そのほかのポイント・注意点
●赤ちゃんへのタッチは優しく、滑らかに。
普段お使いのオイルやクリームを使用することで、お肌への摩擦を少なくします。
●夏はオイルをたっぷり使ってマッサージ。
汗腺が開きやすくなり代謝が良くなります。
●寒い日はおむつだけ外して下半身のマッサージにしてもOK。
身体の温度を下げずに、触れ合うことができます。
●植物オイルは酸化しやすいため、マッサージ後にすぐ外出する場合は軽くシャワーを。
日光にオイルが触れるのを避けるため、表面に残らないようにしましょう。
●一時的に湿疹ができてしまう場合がある。
マッサージにより代謝が良くなって、老廃物が外に出たために起こる反応のことが多いです。
1週間ほどでキレイになれば問題はありませんが、湿疹がひどいときや、1週間経っても治らない場合は医師に相談しましょう。
●発熱や病気にかかっている時は控える。
●手術やケガをしたばかりの部位は触らない。
おうちで簡単に作れるベビーマッサージ用オイル
最後に、ベビーマッサージ用のアロマオイルレシピをご紹介します。
●アロマレシピ
〈キャリアオイル〉
・アプリコットカーネルオイル 10ml
・グレープシードオイル 5ml
※オイルの種類はお好みで問題ありませんが、スイートアーモンドオイルやマカデミアナッツオイルは、ナッツアレルギーの可能性があるため赤ちゃんへの使用は気をつけましょう。
〈精油〉
・ローマンカモミール 1滴
・マンダリン 1滴
・ラベンダー 1滴
↔︎もしくは(精油の使用が気になる場合)
・カレンドラエキス 1滴
(・上記の精油の中から1種類を1滴)
※日本環アロマ環境協会のガイドラインには、「3歳以下の乳児・幼児には芳香浴以外行わないように」と記されていますので、精油を入れる際は自己責任で行います。
●作り方
①キャリアオイルをビーカーなどの容器に入れる。
②精油・エキスをレシピ分垂らす。
③少し振って精油が溶けたら、使用する。
※残る分は遮光瓶などの保存容器に移す。
ご自身で作らない場合は、以下のような商品もおすすめです。
赤ちゃん用の合成化合物やシリコン・パラペンなどが入っていない商品を選びましょう。
WELEDA ヴェレダ カレンドラベビーオイル N 200ml 【CA】【SBT】 (6010500)
ベビーマッサージにAMOMA ベビーオイル(160ml)赤ちゃんのマッサージに肌 乾燥 無添加 オーガニック 天然 トラブル ライスオイル キャリアオイル 保湿 100%植物性 ベビーマッサージ
まとめ
ベビーマッサージといっても、やり方は赤ちゃんの体調や、ご自身のペースに合わせていくらでも変えられます♪
また、「マッサージ」という意識ではなく、「タッチング(優しく触れる)」というイメージを持っていただくとハードルが下がってやりやすいです。
自分の気持ちが穏やかな時に赤ちゃんと触れ合うことを大切に、ゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
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