簡単だけど本格派!アロマ(精油)の楽しみ方について

アロマ・ハーブ

アロマ(精油)を買ってきたけど、どうやって使ったら良いかわからない・・
オイルトリートメントをしたいけど、何滴入れたら良いの?
アロマでどんな楽しみ方があるのか知りたい!
アロマの効果を感じるにはどうしたらいい?

という方に、本記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

アロマインストラクター資格所持&オーストラリアで自然療法を学んだ経験をもとにご紹介します。

アロマ(精油)商品を見極めよう

アロマ=香りと訳せますが、「香りによる身体への効果」を期待するためには「100%ピュアな精油成分で出来ているか?」が非常に重要になります。

現在手に入る商品の中には、100%ピュアな精油ではなく、化学的に合成された香料を混ぜていたり、全て合成香料なのにアロマと表記されているものもあります。

そこで、精油を使用しているかどうかの見極め方の手段として、以下が参考になります。
①商品名が「エッセンシャルオイル」もしくは「精油」となっているか?
※「アロマ」としか書いていないものは要注意
②商品裏面などに、その精油の元となる植物の「学名」「原産国」が書いてあるか?(プラスでさらにあると望ましいのは、「抽出部位」「抽出方法」)

例えば、プラナロム社のHPを参照すると、こちらの表記画像をそれぞれの商品ページで確認出来ます。


参考:https://www.pranarom.co.jp/archives/oil/p-98/

精油名の下に、「学名」「産地」等が記載されていますね。
学名=”植物が持っている世界共通の名称”となり、精油の原材料を特定するのに必要な情報となります。

こちらの表記がしっかりされている商品は、一般的に効果効能を得られるエッセンシャルオイルとして認識していただいて問題ないと思います。

アロマ専門店でない雑貨屋さんなどに置いてあるものは、アロマ表記で化学香料が混ぜられていたりするものも多く、香りを嗅いで癒されることはあるかもしれませんが、精油本来の効果効能は得られないものとなりますので、精油の効果を得たい方はご注意ください。

アロマ(精油)を取り扱う際の注意点

次に、アロマ(精油)をご自宅などでセルフで取り扱う際の注意点をお伝えします。
安全にご使用いただくために、初めて利用される場合は必ず目を通してくださいね。

①原液のまま肌につけない
・・精油は基本的にオイル等で希釈して使うよう、濃度が濃くなっています。
  皮膚刺激もあるため、原液のままお肌に使用するのはやめましょう。

②絶対に飲まない
・・毒性があるする精油もあるため、専門知識なしでの飲用は避けましょう。

③火のそばに置かない
・・精油は引火性を持ち合わせており、火のそばや直射日光が当たる場所に長時間置くと発火する可能性があります。

④直射日光の当たらない、涼しくて暗い所に保存するのが望ましい。
・・精油は温度差や湿気に弱いので、冷蔵庫での保存はNGとなります。
  開封後の使用期限の目安は、柑橘系:半年程、その他:1年程 となり、過ぎてしまった場合は成分が変化している可能性も高いため、廃棄しましょう。

⑤子供の手の届かない場所に保存する

⑥光毒性を持つ精油を使用する場合は、肌に付けたまま日光に当たらない
・・精油の中には、光毒性を持っている種類があり、付着したまま日光に当たるとシミの原因となる可能性があります。

⑦妊娠中は芳香浴などの軽いセラピーに留める
・・妊娠中は身体がデリケートな状態になっているため、全身のアロマセラピーや長時間の全身浴は避けた方が望ましいです。
また、トリートメントオイルの濃度は高くても1%に留め、入浴には6滴以下で使用するようにしましょう
  妊娠中にOKな精油については、こちらの記事でまとめています。
  参考:妊娠中にOKな精油って?

⑧日本アロマ環境協会によるガイドラインでは、「3歳以下の乳児・幼児には芳香浴以外行わないように」とされている
・・3歳以下のお子様は、自分で意思を伝えることが難しいため、濃度が低く身体への影響の少ない使用方法が推奨されています。
  ただし、オーストラリアなど海外の自然療法では、濃度や使用する精油に配慮した上で、新生児からおむつかぶれクリームや入浴時等で使用することも多いです。
  ご自身で知識を付けた上で使用される分には問題ありませんが、大人と同じように使用することは絶対にやめましょう。

⑨てんかん発作のある方は、フェンネル・ローズマリーを避ける

⑩薬ではなく、補足医療・代替医療となるので、治療はできない

上記の内容を頭に留めながら、アロマを楽しみましょう♪

アロマ(精油)の楽しみ方

実際にアロマを楽しんでいただく手法をいくつかご紹介いたします。

芳香浴


1番簡単なのが、芳香浴(香りを嗅いで楽しむ)です。
精油さえあれば、専用のアロマポットがなくてもご自宅にあるもので簡単に楽しめますよ。

《やり方》
①お好みの精油を用意する
②マグカップボウルに熱いお湯を注ぐ。/アロマポットやアロマストーンを用意する。
③精油を合わせて3滴ほど垂らす。
④広がってくる香りを楽しむ♪

*より簡単に行う場合は、ティッシュやコットンに精油を垂らすのもOKです

足浴(フットバス)


アロマトリートメントのお店でもよく施術前に行われる、フットバス(足湯)。
足を温めることで、身体全体がポカポカ温かくなり、足のむくみが取れリラックスできます。
妊婦さんなど、全身お湯に入ることが難しい時にも手軽に取り入れられます。

《やり方》
①大きめの洗面器にやや熱めのお湯(お好みの温度)を入れ、精油を2滴ほど垂らして軽くかき混ぜる。
②10〜20分程度、足を浸す。

*時間が経つとお湯が冷めてくるため、最初は少し熱いと感じる程度のお湯の温度が理想的です

全身浴


内臓から温めてリラックス&眠りにつきやすくしたい時、全身疲労や筋肉痛の時におすすめなのが全身浴です。

《やり方》
①キャリアオイル(植物油)5ml程度に精油を3〜5滴垂らす。
②39℃前後のぬるめのお湯を用意し、入浴する直前に①を入れ、20分以上入浴する。

*精油は水と混ざり合わないため、キャリアオイルに混ぜたものをお湯に入れます。
お子様と一緒に入浴する場合は、精油を1〜3滴程度にしましょう。

湿布


湿布もよく使われる簡単な手法になります。
温湿布、冷湿布の2種類あり、症状に合わせて使い分けされることをおすすめします。

《やり方〜温湿布〜》
*温めて血流を良くしたい時、腰痛、肩こりなど
①洗面ボウルに熱めのお湯を注いで精油を3滴程垂らす。
②タオルやガーゼを浸して、軽く絞ってから皮膚に当てる。
③②の動作を10〜20分程繰り返す。

《やり方〜冷湿布〜》
*偏頭痛、筋肉痛を感じている部位など
①洗面ボウルに冷水を注ぎ、精油を3滴程垂らす。
②タオルやガーゼを浸して、軽く絞ってから皮膚に当てる。
③②の動作を10〜20分程繰り返す。

吸入


風邪を引いて呼吸が苦しい時や、喉が痛い時、お休み前に深呼吸してリラックスしたい時におすすめです。

《やり方》
①ティッシュに精油を2〜3滴垂らし、20〜30cm離した状態で香りを吸入。
②5〜10分程続ける。
*目に入らないよう十分注意してください。

アロマオイルトリートメント


気になる部分や全身をケアしたい時、しっとりと保湿したい時、ゆったりとした時間を過ごしたい時におすすめなのがアロマトリートメントです。

《やり方》
①お好きなキャリアオイル(植物油)に、精油を垂らす。
この時の希釈濃度は、フェイシャル(顔):0.1~0.5%以下、ボディ(身体):1%以下 を推奨いたします。
例)フェイシャル:20mlのキャリアオイルに2滴
ボディ:30mlのキャリアオイルに6滴
②身体の気になる部分に塗布する。

アロマ(精油)の濃度

最後に、精油をどのくらいの濃度で使用したら良いのか?について、以下まとめました。
精油1滴=0.05mlとして、下記の表が目安となります。

オイル量 0.1% 0.3% 0.5% 1% 2%
5ml 1滴 2滴
10ml 1滴 2滴 4滴
15ml 1.5滴 3滴 6滴
20ml 1滴 2滴 4滴 8滴
30ml 1.8滴 3滴 6滴 12滴
50ml 1滴 3滴 5滴 10滴 20滴

最後に

いかがでしたでしょうか?
ぜひ、参考にしていただきご自宅でお気軽にアロマを取り入れてみてください♪

Profile
Writer

30代のOL・1歳娘を子育て中。
AEAJアロマインストラクター資格取得後、オーストラリアで自然療法を学ぶ。
漢方養生指導士(ベーシック)・登録販売者資格保持。

~Comment~
25歳で機能性ディスペプシアを患い、一般的な薬が効かない、心身の不調を経験してから、漢方治療・アロマ・ハーブの力にとても助けられました。
毎日の植物療法の取り入れ方や、これまで学んだことを少しでも発信していけたらと思っています。
また、子供が生まれてから遊びに行った場所や日常も合わせて綴っていきます。

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