【安産のためのハーブ?!】ラズベリーリーフティーの効果と美味しく飲むおすすめブレンド

アロマ・ハーブ

執筆時、妊娠10ヶ月(37週)の臨月妊婦です。
妊娠後期になると、「安産」「陣クス(ジンクス)」などの安産祈願をした言葉をよく聞くようになると思いますが、その中の代表的なものの1つとして、「ラズベリーリーフティー」は耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか?

本記事では、そんなラズベリーリーフティーの妊婦さんの身体に働きかける効果とおすすめの取り入れ方をご紹介します♪

ラズベリーリーフティーとは

ラズベリーリーフについて


学名:Rubus idaeus
科名:バラ科
別名:ヨーロッパキイチゴ
効果・効能:収斂作用、消化促進作用、強壮作用、陣痛促進作用

ヨーロッパでは、「マタニティハーブ」として古くから妊婦さんに取り入れられてきており、日本でも助産師やハーバリストの間で「安産のお茶」として知られています

過去の研究では、妊娠8ヶ月から出産まで毎日1.2gのラズベリーリーフティーを飲んだ結果、分娩第二期(子宮口が完全に開いてから赤ちゃんが出てくるまでの時間)が9.6分短くなったという臨床結果が報告されているそうです。
※参考:AMOMAチャンネル https://www.amoma.jp/ch/column/maternity/birth-support/26322/

どうして効果があるの?

ラズベリーリーフには、「フラガリン」というポリフェノールの1種が成分に入っており、子宮筋や骨盤の筋肉を調整してくれる作用が期待できます。
これにより、子宮の収縮:陣痛を促進し、お産の進行を助けてくれると言われています。
また、子宮の流れを良くするためには腸の調子を整えることも大切ですが、ラズベリーリーフには、消化促進効果も期待できます。

なお、含まれる「タンニン」には収斂作用があり、産後の傷の治癒・回復も助けてくれます。

さらに鉄分やミネラルも豊富で、栄養価が高いので産後の母乳の出を良くしてくれるとも言われています。

効果効能を考えると、出産前〜出産後の身体を整えてくれる、まさに出産準備のためのハーブと言えますね!

いつから飲んで良いの?

前述の通り、「子宮の収縮を促す」効果があるため、妊娠初期・中期は禁忌のハーブとなります。

ハーバルセラピストとしてのおすすめは、妊娠8ヶ月以降〜となります。
ただ、最近の妊婦さんは切迫傾向にある方も多く、妊娠8ヶ月経っていたとしても、切迫流産の兆候のある方は控えていただいた方が良いです。

ハーブティーの効果としては、一般的に2週間〜1ヶ月以上続けることで体質的な改善が見込めるものとなりますので、1日2日飲んだくらいで身体に大きな影響が出ることはありませんが、早産の心配がある方は臨月に入ってからの飲用をおすすめします。
※実際に私も子宮頸管長が短めと言われていたので、37週くらいから始めるようにしました!

分娩時間が短縮されたとの報告のあった研究では、妊娠8ヶ月〜飲み続けた結果となっていますので、体調に問題のない方は8ヶ月頃〜始められた方が効果は感じやすくなる可能性はあるかと思いますが、医師にもご相談の上ご検討ください。

飲み方

1日2杯程度がおすすめです。
1杯あたり1.2g程度を数杯分まとめて抽出しておいて、分けて飲んでも良いですし、都度抽出されても良いです。

私は1.2リットル分くらいをまとめてヤカンで抽出し、冷蔵庫で冷やして飲んだりしています。
暑い夏場にはおすすめです♪

どんな味?

ラズベリーリーフという名前から想像すると、甘いのかな?と思われるかもしれませんが、甘みはほとんどなく、お茶のようなすっきりとした味わいで飲みやすいです。

おすすめのブレンド

ラズベリーリーフティー単体でも飲みやすく続けやすいのですが、栄養補給も兼ねた他のハーブとのおすすめブレンドをいくつかご紹介します。

ビタミン補給・むくみ改善


・ラズベリーリーフ

・ハイビスカス
・ローズヒップ

3種類の組み合わせです♪

ローズヒップには味はほとんどありませんが、ビタミンCが豊富に入っているので疲労回復、むくみ改善・便秘改善にもおすすめです!
ハイビスカスはクエン酸含有で酸味があり、特に夏の暑い時期やエネルギーを消耗している妊婦さんの疲労回復におすすめのブレンドとなります。

〈ハイビスカス〉

学名:Hibiscus sabdariffa
科名:アオイ科
効果効能:代謝促進、疲労回復、循環促進

〈ローズヒップ〉

学名:Rosa canina
科名:バラ科
効果効能:利尿作用、むくみ改善、疲労回復、便秘改善

お腹の調子を整える・ミネラル補給


・ラズベリーリーフ

・ダンデライオン
・ネトル

ダンデライオンは消化器系の働きを整え、便秘解消・利尿作用があります。
ネトルは鉄分やビタミンC、葉酸などの栄養素を含み、ビタミン・ミネラル補給に適しています。
「血」を作るハーブとも言われ、血液の入れ替えをして浄血の作用が期待できます。
消化器系のめぐりが気になる方、ミネラル補給をしながら身体の調子を整えたい方におすすめのブレンドです。
味は、ハーブ感の強い、渋みも少し感じられる味わいとなります。

※キクアレルギーがある方は、ダンデライオンは避けてください

〈ダンデライオン〉

学名:Taraxacum officinale
科名:キク科
効果効能:血液浄化、強壮、消化器系の機能改善、むくみ・便秘改善

〈ネトル〉

学名:Urtica dioica
科名:イラクサ科
効果効能:利尿作用、血液浄化、ビタミン・ミネラル補給、アレルギー体質改善

リラックス・めぐり改善


・ラズベリーリーフ

・カモミール
・ジンジャー

カモミールは、安眠・リラックス効果に加えて消化機能を整えてくれます。
ジンジャーは身体を温めてめぐりをサポートしてくれます。
気持ちが昂っている時など、心を落ち着かせて安眠したい方におすすめのブレンドです。

※キクアレルギーがある方は、カモミールは避けてください
 なおカモミールは一部で「子宮収縮作用」があるとも言われているため、妊娠初期には避けたいハーブとなります。

〈カモミール〉

学名:Matricaria chamomilla 
科名:キク科
効果効能:安眠、リラックス、胃炎改善、冷え性改善

〈ジンジャー〉

学名:Zingiber officinale
科名:ショウガ科
効果効能:血行促進、消化器系の不調改善、喉の痛み改善

最後に

まとめ

安産祈願も兼ねて、妊娠後期に入ったらぜひラズベリーリーフティーを取り入れてみてはいかがでしょうか♪

ラズベリーリーフ単体だと味に飽きてしまうこともありますので、今回ご紹介したブレンドもぜひ試してみてください!

このサイトを見てくださった方のお産が無事に終えられますことを心より願っています。

ハーブティーが買えるサイト

ご紹介したハーブが買えるサイトの一例を記載いたします♪

●ラズベリーリーフティー

●ハイビスカスとローズヒップのブレンド

●ダンデライオンルート

●ネトル

●ジンジャー

Profile
Writer

30代のOL・1歳娘を子育て中。
AEAJアロマインストラクター資格取得後、オーストラリアで自然療法を学ぶ。
漢方養生指導士(ベーシック)・登録販売者資格保持。

~Comment~
25歳で機能性ディスペプシアを患い、一般的な薬が効かない、心身の不調を経験してから、漢方治療・アロマ・ハーブの力にとても助けられました。
毎日の植物療法の取り入れ方や、これまで学んだことを少しでも発信していけたらと思っています。
また、子供が生まれてから遊びに行った場所や日常も合わせて綴っていきます。

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